証券口座を開設したらいよいよ投資商品選びです!
つみたてNISA対象の投資信託は国が厳選した商品のため、数多くはありません。
でも、その中でもどの商品に投資するのがいいのかもわからないのが投資初心者共通の悩みであり、それが普通です。
なぜなら、投資先を選ぶための「基準」を知らないからです。
本記事は、投資先を選ぶための基準を厳選して紹介します。
もくじ
投資商品の選び方① ~価格が上昇していく商品~
まず、長期投資として金融商品を選ぶ大前提の基準は「価格が上昇していく」商品であることです。
そもそも、つみたてNISAは長期で資産を作っていくことを目的として作られた制度です。
価格の変動差を利用して売買を繰り返し、利益を積み上げていくトレードや短期投資スタイルとは性質が全く異なる投資スタイルなので、将来的に価格が上昇していく商品を選択必要があります。
実際の投資信託を例にあげてみるとこのようなものです。

こちらは「ニッセイ外国株式インデックスファンド」という投資信託で、2014年から2022年までの基準価格の推移グラフです。
こちらを見ると右肩上がりに価格が上昇しているのがわかります。
このような右肩上がりに推移する投資信託を積立て購入することが、将来の資産形成のための前提となります。

価格が上昇する商品なんてどうやったらわかるんだ!

100%右肩上がりになるかはわからないけれど、高確率で右肩上がりになる商品を見つける方法を教えるね!
投資商品の選び方② ~経済成長している国・地域に投資している商品~
以前の記事でも解説したように、投資信託には、投資している金融商品(株式、債券、コモディティ、不動産など)や地域(日本、先進国、発展途上国、EUなど)にちがいがあります。
その他に、投資信託運用会社(商品を作っている会社)や手数料なども投資信託ごとに違うため、世の中に数多くの投資信託が溢れるという結果となっているのです。
↓ 以前の記事

ただ、そんな山のようにある投資信託のなかからでも投資先を選ぶ基準は変わりません。
「経済成長している地域or国に投資している商品かどうか」ということです。
コモディティ以外の金融商品は、その金融商品が属する国や地域がどこかによって価格が左右されることが非常に多いです。(*金や銀、石油などのコモディティは世界情勢などにかなり大きく左右されるため、予測することが非常に難しいのではずしています。)

例えば、
車だと、フォルクスワーゲン(ドイツ) or BYD(中国)
腕時計だと、カルティエ or カシオ
このように、ブランド(生産企業)によって人気や価値に差が出るように金融商品にも同じ株式であっても差があるんだよ。
つまり、まずはどこの国・地域に投資している投資信託なのかが重要だということです。
経済成長している国・地域の見つけ方 ~人口動態をみましょう~
経済成長している国・地域を見つける方法として一番簡単でわかりやすいのが、「人口が増加している」ということ。
現代社会では、働き手が多いほど経済が成長していくという傾向にあります。
つまり、労働人口が多く、今後も増加していく見込みのある国・地域に投資している商品を選ぶことが大切となります。

人口は、死亡数と出生数の差である自然増減と、流出数と流入数の差による社会増減という2面から考える必要があるよ!
日本は、出生率も低いし、日本語という言語の壁が高すぎるために流入数が少ないから、正直言って厳しいんだ。
投資商品の選び方③ ~手数料が限りなく低い商品~
投資信託には、数種類のコストがかかります。
購入時に販売会社に支払う購入時手数料(買付手数料)。
購入した投資信託を保有(厳密には運用会社は管理・運用しています)している際に支払う運用管理費用(信託報酬)。
売却時に支払う信託財産留保額。
これらの手数料を支払う必要がありますが、投資信託によって手数料は変わります。
しかし、長期投資を前提とするつみたてNISAで選択すべき投資信託では、手数料が限りなくゼロに近い商品を選びましょう。

買付手数料は0~3%、信託報酬はほぼ0~2%のものがほとんど。
安く感じるかもだけど、資産運用の平均利回りはだいたい3~5%なんだ。
せっかくの利益を手数料で相殺、もしくは赤字になっては本末転倒だよね!
つみたてNISA対象の投資信託は、買付手数料が無料のノーロード商品しかないので、信託報酬がゼロに近いものから選びましょう。
手数料が安い投資信託の探し方 ~SBI証券の場合~

実際にSBI証券で手数料の安い投資信託の探し方を紹介するね。






途中、「インデックスファンド」にチェックをいれておきましょう。
本記事では詳しく解説はしませんが、
投資信託には、インデックスファンドとアクティブファンドというものがあり、アクティブファンドのほうが手数料が高い傾向にあります。
したがって、手数料の高いアクティブファンドは検索から除外するためにチェックしています。

私の感覚では、信託報酬が0.17%以下のものから選ぶようにしているよ。
それ以上のものは基本的に高いから購入はしないかな。
まとめ
というわけで、「投資商品はこうやって決めて!~つみたてNISAで投資信託を買う~」についてでした。
投資信託購入までいよいよあと一歩というところまで来ましたね。
短期間で莫大な利益を得るのはよほどのセンスがなければできません。なので、初心者である私たちには難易度の低い長期投資で資産形成していきましょう。
投資であるため当然リスクはありますが、投資信託選びで失敗しなければリスクを小さくすることはできます。
わからないことがあれば自分で勉強したり、人に聞いたりして不安要素をなくしていきましょう!
これからもお金にまつわる記事を執筆していきますので、お金の勉強を一緒にしていけたら嬉しいなと思います。