ついに日本でも高校の授業で金融教育がはじまるけどどういうことを学ぶのだろう、
大人の私もお金のことよくわからない子供に質問されたらどうしよう、
と不安に感じている人向けに書き進めていこうと思います。
まずは、知っているようで知らない金利についてです。
もくじ
金利のしくみ
お金の貸し借りにおいて借り手が貸し手に支払う利息のことで、主にお金で支払われることから金利といわれています。
お金を借りる人としては、借りたお金(元金)と利息を支払わなければならないので、しんどいですね。
ただ、お金を貸す人としては、貸したお金(元金)と利息が返ってくるため、資産が増えることになります。
一般の人が普通の生活をしていて金利と出くわす場面は、預金とローンですね。
下の図はAさんが銀行に貯金したときの、お金の動きを表したものです。

よく使う預金口座と現在の金利
日常生活でよく聞き、使う口座は主に2つ。
- 普通預金:いつでも預け入れ、引き出しができる預金口座。
- 定期預金:1年、3年など、期間を決めて預け入れる預金口座。原則、満期日(預入期間終了日)まで引き出しができないが、普通預金口座よりも金利が高い。

定期預金には、当面の間使う予定のないお金をいれておくのがいいね。
では、現在の金利はいくらかというと、普通預金は0.001%、定期預金(1年)は0.002%です。
わかりやすく例をあげると、
100万円×0.001%=10円(税引前*)
*10円の儲け(所得)に対して税金(20.315%)がかかるため、実際に手に入る利息は税引き後です。

めちゃくちゃ少ないね…
単利と複利。味方につけるべきなのはどっち?
金利には、単利と複利という2つの種類があります。
- 単利:当初の元本金額に対して利率が適用され、利息が支払われる。
- 複利:預金金額(元本+利息)に対して利率が適用され、利息が支払われる。

いまいちよくわからんぞ。

じゃあ、100万円を金利7%で10年間預けた場合の単利と複利の違いをシミュレーションしてみよう。


同じ10年なのに総額がかなりちがうぞ!?

そうなんだ!同じ条件なら複利のほうがお金が増えることがわかるね!
でも、お金を借りてる場合は複利は強敵になるから注意してね!
まとめ:複利を味方にしよう!
というわけで、金利についてでした。
知っているようで知らない金利について、しっかりとわかった上で味方にすることが資産形成には大切です。
今は、住宅ローンやカードローン、奨学金など簡単にお金を借りられるけど、その裏にはお金を貸した側が儲けられるからくりがあることをしっかりと肝に銘じておきましょう。
できれば借金はすることなく、お金を貸す側にまわれるようになれるようにお金の勉強を一緒にしていけたら嬉しいなと思います。