今回は、実際に私が行っているトラリピの設定をご紹介したいと思います。
もくじ
通貨ペアはオーストラリアドル/ニュージーランドドル
トラリピの設定を行うために、まずは取引する通貨ペアを決定する必要があります。
FXを経験したことがある人にとって馴染み深い通貨ペアはアメリカドル/円でしょう。
ですが、私がおすすめしている通貨ペアはAUD/NZDです。
この通貨ペアは少ない資金でも多くのトラップ注文を発注することができ、ある程度のレンジ幅で値動きがあるためトラリピに向いている通貨と言えます。
※AUDはオーストラリアドル、NZDはニュージランドドルです。
資金100万円トラリピ設定(AUD/NZD)
それでは実際に私が運用しているトラリピ設定を公開します。


この設定をチャート上に示したものがこちらです。

赤色の範囲が買い注文、青色の範囲が売り注文です。
1.072~1.085間は、買い注文と売り注文の重複エリアとしています。
これはこの間をおおよその中央値として上下していると判断し、両方の注文を設定しました。
トラリピのリスク試算
設定中のトラリピのリスク試算については


見方を説明します。
まずは私の運用資金は100万円です。
この運用資産でのトラリピの売り設定では、1.148~1.072の間で101個の注文を発注しています。
101個の注文が受注された後、チャートが上昇した場合は含み損(損が確定していない金額)が膨れていきます。
この含み損を抱えた状態でどこまで耐えられるのかがリスク試算です。
売りトラリピリスク試算では、1.18334NZドルまで上昇した場合ロスカット(強制的に損が確定)されるとのこと。
買いトラリピリスク試算では、0.96541NZドルまで下落した場合ロスカットされるとのこと。
※101個の注文全てが受注されたあとに上記のレート(金額)になった場合です。
これらのロスカットレートをチャート上で図示したものがこちらです。

このチャートを見ると直近10年でロスカットレートまで上昇も下落もしていないことがわかります。
万が一不穏な動きが観測された場合は、運用資産を増額、つまり入金することでロスカットレートを引き伸ばすことができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
次回は30万円で運用する場合の注文の仕方をご紹介したいと思います。